別に話題騒然じゃないけど、かわいいは正義

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こちらの記事で話題になっていた、MMDの動画です。

タイトルが「【MMD】すかーとテスト【物理演算】」になってるから、スカートの布シムに話題が集まっているけど、個人的にはモーションブラーの方がよく出来ていると思います。
動画編集でつけたブラーだったら、普通ですけどね。

布シムは、技術的には簡単なんですよ。
技術的な部分よりも、バネの調整とか、服を突き抜けないようにきっちりコリジョンとる方が大変です。
この動画を見ると、スカートの根元の部分に針金が入っているみたいな動きしているのは、そういう理由だと思います。

物理シミュレーションをゲーム中に適用する場合全般に言えることですが、ユーザーの入力からキャラの移動など速度(加速度)が決まってしまうため、F=maの内aの部分は動かせないパラメータになってしまうんですね。
そうして、質量(m)を現実世界にあわせてしまうと、キャラ動きってのは現実世界に有り得ない動きをする事が多々あるため、F=maにより現実には有り得ない力(F)が求まってしまいます。
このFを物理エンジンに入れてしまうと、挙動が破綻してしまうわけですね。
また、現実世界なら有り得ない力が加わった場合には、その物体が破壊されて力が吸収されますが、ゲームではそんなものは実装していないので、無茶な力が無茶なまま伝わってしまう訳です。

ぐたぐだと、書いてきましたが、技術なんてのは最終的に出てくるものを良くなれば正義なので、このスカートの物理エンジンのおかげで、踊っているてゐが可愛く見えれば、オッケーって事で!