感情で制度を語るな

前回のエントリーではコメントだったけど、今回はトラックバックで。
久しぶりに書く日記が、批判っての微妙だなぁ。

「さくらちゃんとご家族が可哀想」という感情論しかないのなら、現在の医療制度まで論を広げない方がいいと思います。感情で考えるなら万人を救いたいとは思うのが自然だけど、それが無理なので「制度」が存在している訳なんだから。

制度を論ずるなら、ジョンQという映画の話では無く、もっと具体的な数字を出すべきでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/partygirl/20060923
で、坂東さんの論を薄っぺらと切り捨ててるけど、制度を調べる労も負わずに外野から「可哀想、可哀想」といってるpartygirlさんの論も十分薄っぺらいと、私は感じました。

ちなみに私もジョンQは観ました。
いくら追い詰められたとはいえ、エゴ丸出しの父親の姿にはちょっと感動できませんでした。結局上手いこと行ったけど、あれ皆が真似したらどうするんだろ。あの父親が責任取って逐一鎮圧して回るのか?あれだけ戦えれば出来そうな気もするが。
あの映画で一番印象に残ってるのは、アメリカではボディービルダーが子供が憧れる職業という事実です。